コストをかけるべき場所とは? 後悔のないコスト配分を考えよう

人生最大のお買い物と言ってもいいマイホーム。

予算の計画を立てるにも

何にお金を多く使ってどう計画を立てたものか。

一番に悩むポイントではないでしょうか。




家を建てることが決まって

実際打ち合わせを重ねていくと

大きな金額がたくさん出てきて

後半になると金銭感覚がマヒしてくることも・・・




気づけばはじめに計画していた予算から大幅オーバー!

なんてこともありがちです。

建てた後に「こうしておけばよかった」と思わないように

予算の配分を上手にしておくことが、後悔のない家づくりにつながります。




今回は予算の配分の優先順位をご紹介していきます。

 

目に見えないけれど
大事な場所にお金をかけよう!

 

家を建てるにあたり、『変更するのが難しい箇所』『後からだと多額のコストがかかる箇所』を

最優先させることをおすすめします。




耐震性や耐久性をになう主要構造部。これは命を守る心臓部。

コストカットからまず外すべき箇所です。

外壁や屋根に関しても、災害にかぎらず修繕などのランニングコストを考えると

耐久性を重視して予算をつかうのもひとつの選択肢です。




次に快適性・省エネ性能。日々の暮らしに直結してくる暑さ、寒さは住んでから

「こうしておけばよかった!」と思う大きな後悔ポイントにもあがります。
 

断熱材や気密性を考えた予算分配が大事になります。

また断熱性能が高い省エネ住宅は光熱費ランニングコストも抑えられ、

一年中快適な温度の空間で過ごせることに!

 

性能の高い新築住宅には国を挙げての手厚い補助金も

 

2025年4月からは省エネ基準に適合した住宅しか建てられなくなります。

それぞれの自治体でも補助金制度を出しているのでそれらも併せて考えるのも大切です。

💲価格で見る実例紹介

アンティーク仕上げの高耐震かつ省エネ住宅

2023注文住宅_なかむら工務店
■ 2,800万円台 〈延床面積 145.75㎡(44.09坪)〉■
※設計料・工事費含む
※奈良すまい図鑑 注文住宅2023調べによる
※2022年12月1日現在

薪ストーブが似合う❝桧づくし❞の住まい

■ 2,600万円台 〈延床面積 119.00㎡(36.00坪)〉■
※設計料・工事費含む
※奈良すまい図鑑 注文住宅2023調べによる
※2022年12月1日現在

建材を活かして住み替えたアンティーク調の家

■ 2,700万円台 〈延床面積 117.00㎡(35.40坪)〉■
※設計料・工事費含む
※奈良すまい図鑑 注文住宅2023調べによる
※2022年12月1日現在

暮らし方を豊かにする明るく開放的な住まい

■ 3,500万円台 〈132.48㎡(40.07坪)〉■
※設計料・工事費含む
※奈良すまい図鑑 注文住宅2023調べによる
※2022年12月1日現在

伝統技法を用いた和モダンデザイン

■ 2,500万円台 〈延床面積 114.00㎡(34.48坪)〉■
※設計料・工事費含む
※奈良すまい図鑑 注文住宅2023調べによる
※2022年12月1日現在
奈良すまい図鑑では
  • 価格からみる実例
  • ポイントから見る実例
  • 平屋
さまざまな切り口から住宅の情報をお届けしております。

 

「難しいことたくさん考えるの無理だ~!!」と心配になった方!

ご安心ください。

住宅相談カウンター❝ナラタテ❞では,補助金をはじめ

予算計画、耐震、断熱、お金をかけるべき箇所だけでなく

実例を見ながら、家事動線やライフスタイル

それぞれのお家の計画にぴったりの工務店をマッチングしてご紹介します。

 

いかがでしたでしょうか?

「どこに重点をおいてコストをかけるか」はそれぞれ違うものです。

しっかり事前に家族で話し合い、

工務店に相談するもよし、

予算面でも無理のない家づくりをかなえてください!


リフォーム・リノベーションにローンは借りられるのか

“古くなってきた住宅の修繕リフォーム”や、“中古物件を購入してのフルリノベーション”などにかかる費用目安は、その規模によってさまざま。

部分リフォーム 50~300万円
リノベーション(マンション) 800~1500万円
リノベーション(戸建て住宅) 1000~2000万円

相場平均では上記のように言われていますが、元の住宅の状況によって幅があります。例えば現地調査を行い、その結果に基づいて躯体にまで手を加えて新築さながらにフルリノベーションするとなると、新築一軒家の物件購入と大差ない予算になる場合も。

施工例_リフォーム工事後 写真_リノベーション_LDK全面リノベーション(築45年、一戸建て)

価格:1,000~1,250万円

施工会社:株式会社 楓工務店(奈良市)

 

 

 

施工例_リフォーム工事後 写真_部分リフォーム_リフォームローン_洗面台洗面台リフォーム(築35年、一戸建て)

価格:50万円

施工会社:平岡工務店 by 株式会社 Remix Design(奈良市)

 

 

 

施工例_リフォーム工事後 写真_玄関_リフォームローン_金利玄関リフォーム(築140年、一戸建て)

価格:150万円

施工会社:株式会社スペースマイン(大和郡山市)

 

 

 

※平均価格の表示につきましては、2020年8月20日時点での税込み価格です。税率改定や原材料費等の価格高騰により、現在は異なる場合がありますので、あくまで参考価格としてご覧ください。

住宅物件を購入する時は一般的に「住宅ローン」を利用しますが、リフォーム・リノベーション費用にも利用できるローンが用意されており、これを「リフォームローン」といいます!

「ローンはローンでしょ」ということですが、条件がまったく異なることを必ず覚えておいてください。

リフォームローンの種類

リフォームローンとは、その名の通りリフォームやリノベーションの時に借りられるローン。大きく分けて「無担保型」と「担保型」の2種類があります。

無担保型リフォームローン

◎メリット

・万が一ローンの返済ができなくなった場合でも、担保を失うリスクがない。
・保証人は原則不要、必要書類が少なく、審査も早い。お手軽に借りられる。

 

△デメリット

・借入額の上限が低い。(50万円~500万円程度)
・返済期間が短い。(10年程度)
・金利が高い。

担保型リフォームローン

◎メリット

・借入額の上限が高い。(500万円~5000万円程度)
・返済期間が長い。(最長35年程度)
・無担保型よりも金利が低い。(※一般的な住宅ローンよりは高め。)

 

△デメリット

・必要書類や手続きが多く、審査が厳しい。
・抵当権設定に関する諸費用がかかる。(抵当権設定費用=借入額×0.4%)

こんな場合は「リフォーム一体型住宅ローン」がおすすめ!

リフォームやリノベーションにもローンが借りられますが、新築購入時に代表される住宅ローンに比べると、担保型であっても金利は高め。

貯蓄からリフォーム代金を支払える方は問題なしですが、新築も視野に入れてマイホームを考えている方には、大きなお金を出すことは不安です。

しかし、リフォームで家族も、地球も快適な空間へしていくことは国の施策でもあり、現実に即したリフォームのためのローンがあります。それが、中古住宅の購入と同時にリノベーションをする場合や、ローンが残っている住宅をリフォームする場合には、住宅購入費用と購入後のリフォーム費用を住宅ローンに組み込む「リフォーム一体型住宅ローン」です。

住宅購入費用と、購入後のリフォーム費用を同じ金利・返済期間に設定でき、住宅ローン控除などの減税といった優遇制度も利用できます。

ただしこの住宅ローンを利用する場合は、購入物件の築年数に縛りがあったり、借入額や返済期間に制限があることも。また中古物件を購入する際は、各金融機関の住宅ローンを比較検討できる期間は1カ月程度とスケジュールもタイト!

やはり、リフォームでマイホームを考えている方は、早めに住宅会社に相談しましょう。

リフォーム施工会社に迷ったら、「ナラタテ」へ!

奈良の住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」では、リフォームやリノベーションを得意とする会社はもちろん、中古物件探しから相談に乗ってくれる会社もご紹介しております。

特に最近は、Uターンのご家族がご実家の離れをリフォームしたいと相談に来られる方が多い印象です。その際のナラタテでの流れは、

●予定地の内容をヒアリング

●予算をご確認

●マイホームのイメージをご確認

●上記を総合してマッチする工務店をご紹介

●工務店とファーストコンタクトおよび、現地調査

●リフォームしたい物件の現状、進め方をお伝えする

となります!

「何から始めていいかわからない」という方、お気軽にご相談ください。

ご来店予約は、ご予約フォームから24時間受付中!

 

(更新日:2023年1月10日)

第1・3土曜、日曜は、初心者さん大歓迎の「家づくり」無料相談会実施中

我が家はいったい、いくらくらいの家を建てられる(=ローンが組める、予算がある)のか?」

マイホームを考えるとき、まず初めに考えることではないでしょうか。

いくらローンが組めるのかは、土地と建物の概算見積もりを出さなければわからない

いったいいつ、住宅ローンの借入額がわかるのでしょうか。
本当に借り入れできる額は、ある程度、土地と建物の概算を住宅会社に見積もりしてもらい、それを持って金融機関へ赴き、
ご家族の年収や勤務状態、その他さまざまな状況の審査を経て決定されます。

概算見積もりをしてくれる住宅会社はどうやって選べばいいのか

はっきり言うと、どこの会社でも、最終的には概算見積もりは出してくれるでしょう。
しかし、

    • デザインテイストが好きではない
    • 担当のスタッフとの相性が合わない

    これらが分かっているのに、概算見積もりのために手当たり次第に住宅会社へアタックするのは労力もメンタルもなかなか大変です。
    やはり、いざ住宅ローンの審査を行う際には、気になる会社や気に入った会社に概算見積もりしてもらいたいですよね。

    だから、「住宅会社相談&紹介カウンター」が存在します


    一般的に、勤続年数が3年以上のサラリーマンの場合、「年収の7倍を借り入れできる」と言われており、おおよそ、そのようです。
    私たち、「ナラタテ」では、ご相談内容に応じて家づくりのさまざまな局面のお手伝いをしていますが、
    一番の役割は、「気に入った会社を数社でも見つけていただいて、お客様の家づくりのスタートの背中を押すこと」だと考えています。

    そのために、まずお客様のお話をたくさんお聞きします。

    お金のお話の最中に、好きなデザインのお話になることもあります。
    あるいは、お子様の進学のお話になることもありますし、相続問題があることを知ることもあります。
    パラパラと浮かんでは消える条件をナラタテにまとめてほしいとおっしゃる方もいらっしゃいます。

    それらをまとめ上げていき、「年収の7倍を借り入れできる」という予想のもと、
    お客様にぴったりな工務店をチョイスしています。

    工務店のチョイスをする前に、

      • お客さまが今知りたかったことはなにか
      • 今買うべきか、頭金を貯めるべきか
      • ライフプランに合わせた資金計画を専門家(=ファイナンシャルプランナー)と相談すべきではないか

    ということも考えています。

    ご家族に「今必要な情報」を一緒に考えるお手伝いをしています。

    必ず工務店を紹介することがゴールではありません

    「いきなり工務店まで紹介されるのは、ちょっと気が引けるなあ」とお考えの方もいらっしゃいます。

    ご安心ください。

      • 「注文住宅による新築戸建てか、マンションリフォーム&リノベーションか、はたまた建売住宅の購入か、どれがぴったりか分からない」
      • 「まずは奈良の家づくりの相場を知りたい」
      • 「どんな住宅会社があるのかだけ知りたい」
      • 「ナラタテが認めている住宅会社を知りたかっただけ」
      • 「家づくりに必要な基礎知識や段取りを教えてほしい」

      このようなご相談だけでも、よろこんでお手伝いしております。

      一歩を踏み出すことで、不思議とマイホームへの道筋が見えるものです

      ナラタテで、ご相談をしていただいたことがきっかけで、資金計画への取り組み方、
      家づくりの情報の集め方、情報を見るポイントが分かってきます。

      初回ご来店後、何度かナラタテのアドバイザーとメールでゆるいお付き合いをして、ご自分のペースで納得して家づくりを始められる方もたくさんいらっしゃいます。

      特に第1・3土曜、日曜に初心者さん大歓迎の無料相談会を開催しています!

      ぜひ、お気軽にご予約&ご来店ください。

    • (最終更新日:2022年5月24日)

最新ローン情報【フラット35+奈良の木】の組み合わせ、気になりませんか!?


金利がずっと変わらず、ライフスタイルの見通しが立てやすい住宅ローンのひとつ、「フラット35」。

家づくりをお考えの方は一度は耳にしたことがあると思います。

このフラット35に、【地域連携型】があるのをご存じでしょうか?

そもそもフラット35ってなに?

フラット35とは、国土交通省住宅局と財務省大臣官房政策金融課が運営する住宅金融支援機構と民間の銀行がタッグを組んでいるローンであり、国が金利上昇時もリスクのバックアップをしてくれるということで、銀行も安心、私たちも安心の全期間固定金利の住宅ローンと表現できます。

フラット35を選択するのに向いている人たちとは?

【フラット35に向いている人】
・転職や自営業で収入が一定ではなく、民間の銀行のローン審査に不安がある人
・見直され、一定期間に繰り返し変動する変動金利に連動するローンの組み方に不安がある人

【フラット35に向いていない人】
・様々な民間ローン商品を比べることが苦でなく、できる限り金利が低めが良い人
・月々の返済額を最優先したい人

さまざまな企画が用意されているフラット35


さて、そのフラット35には、地域の産業活性化にもよい影響を与えるために様々な「企画」が用意されています。

奈良県独自のフラット35の内容とは?

そして、奈良県独自の「フラット35地域連携型」が【フラット35+奈良の木】です。

奈良県の場合は、「奈良の木」を使うことで借入金利が0.25%さらに下がる”のが、その内容です!

ぜひ、工務店での家づくりのファーストステップである「ローン審査」の際は、「フラット35地域連動型を利用するのはどうか?」とお尋ねください!

みなさんの他のローンの状況や金利優遇状態によっては、こちらを利用することが最適かどうかは変わってきますが、

薦められるローン商品だけでなく、ご自身でさまざまな選択肢を持つことは、これから家づくりをされるうえでも、気持ちの余裕につながるはずです。

奈良の木を使ったフラット35については、奈良県のHPにも紹介されています。

 

(最終更新日:2022年5月18日)

家づくりにかかるお金の種類

初めての家づくりに取り組んだ時、「こんなにお金がかかるの~?!」とみなさん一度は思われるのではないでしょうか。
「土地+建物代金(本体工事費)」だけを予算としてイメージして、土地や住宅会社を探している方は要注意です!その他にかかる「付帯工事費」、そしていわゆる「諸費用」というものが、実は結構あるのです。

今日はその部分を細かく分解、だいたいどのくらいの負担になるのかをイメージしていただけたらと思います!

付帯工事費

(※会社によっては本体工事費に含まれている場合もあります。)
・地盤工事
・外構、植栽工事
・ガス工事
・電話工事

土地購入にかかる諸費用

・仲介手数料(土地の代金×3%+6万円+消費税が上限)

住宅ローンに関わる諸費用

・事務手数料(2万~10万円程度が一般的)
・団体信用生命保険料(銀行の住宅ローンの場合は銀行負担が一般的)
・火災保険料(加入を融資の条件にしている金融機関が多い)

住宅の登記にかかる諸費用

・建物の所有権保存登記、土地の所有権移転登記
・抵当権設定登記(住宅ローンを借りる場合)
・司法書士報酬

入居後にかかる諸費用

・不動産取得税(購入後1度だけ)
・固定資産税、都市計画税(毎年)

その他

・地盤調査費
・建築確認申請費用
・地鎮祭・上棟式費用
・引越し費用
・各種契約書類の印紙代 など

例えばのお話

例えば家づくりにかける予算が5000万だったとして、「土地2000万+住宅3000万」と仮定しましょう。
“じゃあネットで2000万程度の土地を探してみよう!3000万くらいの家なら●●会社の注文住宅が相場かな?”と話を進めてしまうと危険です!

土地の仲介手数料は( 取引額(売買価格) × 3~5% + 2~6万円 ) + 消費税)ですので、だいたい75万円程度。差し引くと、予算内にするためには1900万円前後に抑えたいところですね。

住宅部分でいうと、付帯工事費と諸費用として2割~3割程度の費用がかかります。家本体にかけられる予算が3000万円ならば、600万円~900万円は付帯工事費+諸費用にかかると考え、本体価格の予算を2100万円~2400万円と想定するのが無難でしょう。

賢く予算を組んでから土地探しをしよう!

「土地+建物代金(本体工事費)」だけを考慮して予算を組んでしまうと、土地探しや住宅会社探しに動き出してから痛い目に遭うなんてことも・・・
ナラタテでは資金計画のご相談にも乗らせていただいておりますので、よろしければ一度ご相談にいらしてくださいね!

 

(最終更新日:2022年4月11日)

注文住宅を建てるなら理解しておきたい!「つなぎ融資」とは?つなぎ融資の考え方を学ぼう

マイホームを購入する時、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。

「住宅ローン」という融資は、「建物が完成して」引き渡しをされるタイミングで始まります。建売住宅の場合は、もう建物が建っている状態ですので、「契約して居住して住宅ローンが始まる」という分かりやすいイメージがあります。

つまり、「資産として完成した土地や建物=不動産を担保に融資を受ける」、ということですね。

住宅ローン_つなぎ融資_金利では多くの方が土地探しから始まる「注文住宅」を建てる場合、それまでに必要な土地購入代金や着工金、中間金などはどう工面すればいいのでしょうか。

それを解決するのが、「住宅の引き渡し前に必要な資金を一時的に立て替えるためのローン」=「つなぎ融資」です。

つなぎ融資とは?

住宅の引き渡し前に発生する費用の支払いのために利用する融資のことです。
まさに、住宅ローンの契約までを「つないで」くれます。

借り入れた資金は、住宅ローンのように一定額ずつ返済していくのではなく、住宅ローンの融資実行時に、住宅ローンを使ってまとめて返済するのが一般的です。

つなぎ融資を借りるときの返済方法

つなぎ融資_ネット銀行つなぎ融資の「元金」は、基本的に「住宅ローン」を実行した時に一括で返済する、という方法が取られます。
しかし、融資につきものの利息部分を、「いつ」返済するかで、総返済額が変わってきます。

返済方法は大きく3つ

①土地購入費から、建物引渡し(住宅ローンスタート)まで、つなぎ融資の元金と利息の支払いはなしにして、住宅ローン実行時に一括返済するというカタチをとる方法

②毎月、つなぎ融資の「利息」だけ支払い、建物引渡し(住宅ローンスタート)後住宅ローン実行時に、つなぎ融資の元金を一括返済するというカタチを取る方法

③つなぎ融資の「利息」だけを「一括」で支払い、建物引渡し(住宅ローンスタート)後住宅ローン実行時に、つなぎ融資の元金を一括返済するというカタチを取る方法

自己資金が少なくても注文住宅を建てられるということは嬉しいポイントですが、つなぎ融資には注意しておきたい特徴もあります。

つなぎ融資の利用前にチェックしておきたい5つの注意点

①住宅ローンと比べて金利は高い

住宅ローンの融資実行時につなぎ融資を一括返済しますが、それまでの期間は利息を支払う必要があり、長ければ長いほど利息の負担が増えてしまうので注意が必要です。

②住宅ローン控除は利用できない

住宅ローン控除には「新築または取得の日から6ヵ月以内に物件に居住し、12月31日まで住み続ける」という利用条件があります。つなぎ融資は引き渡し前の費用に充当されるため、この条件を満たしていません。

③契約に関する諸費用が増える

融資を受けるためには、印紙税や融資手数料、ローン保証料などの諸費用がかかります。住宅ローン1本の場合に比べ、つなぎ融資を受ける場合は契約本数が2本になるため、それぞれに契約費用がかかり、返済負担は大きくなります。

④住宅ローンの選択肢が狭くなる

つなぎ融資は、住宅ローンの融資実行時に一括返済される形をとるので、住宅ローンとセットで同じ金融機関と契約するのが一般的です。そのため住宅ローンの選択肢が、つなぎ融資を用意している金融機関に狭まる可能性があります。

⑤つなぎ融資に住宅ローン控除は適用されない

住宅完成前から借り入れを行うつなぎ融資は住宅ローン控除の適用外ですので、土地取得、着工金・上棟金などは住宅ローン控除を利用できません。しかし建設会社に支払う残金については住宅ローンで精算するため利用可能です。

金融機関別に、つなぎ融資の条件を比較

      • 楽天銀行:同社の住宅ローンに申し込み、住宅金融支援機構の買取仮承認(※以下「承認」と表記。)を取得する。または同社が指定する団体信用生命保険に加入する。
      • イオン銀行:同社のフラット35に申し込み、承認を取得する。
      • 優良住宅ローン:同社のフラット35に申し込み、融資内定を受ける。または同社提携会社との請負契約に基づき、建設される。

つなぎ融資_住宅ローン控除有名な都市銀行だけでなく、地方銀行やネット銀行も含めて、金利や手数料なども吟味して比較してみましょう。

住宅会社によっては提携している金融機関を紹介してくれる場合もあるので、依頼予定の住宅会社に確認するのもいいかもしれません。

特徴をよく理解してから利用しよう!ご相談は「ナラタテ」へ

つなぎ融資は、自己資金が少なくても注文住宅を購入できる嬉しい仕組みですが、住宅に関わる費用としてはデメリットが多いのも事実です。
つなぎ融資を使わない場合は、同様に住宅の引き渡し前に「土地にのみ」融資を受けられる「土地先行融資(分割融資)」という方法もあります。どちらがよいか、ご利用前によく検討してみましょう。

奈良の住宅会社紹介カウンター『ナラタテ』では、家づくりにまつわるお悩みや疑問にお答えしています。土地購入や注文住宅についての適正予算の算出はもちろん、ローンのご相談やファイナンシャルプランナーのご紹介も無料です。ご予約フォームからぜひお気軽にお問い合わせください。

(最終更新日:2023年1月10日)