家づくり情報誌
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窓断熱リフォーム

2023年、補助金でおトクに快適! 窓の断熱リフォーム

拭いても拭いてもキリがない冬場の結露。
結露防止シートや結露防止スプレーなど、100円均一やホームセンターなどで、さまざまな結露対策グッズが販売されています。また窓の防寒として、厚手のカーテンや窓に貼り付けるプチプチのような防寒シートなども。今回ご紹介するのは、このように「窓」の結露や防寒でお困りの方、必見の補助金情報です。

その内容とは、“定められた期間内に基準を満たして既存住宅の窓断熱リフォームを行った場合、補助金の還元を受けられる”というもので、2023年(令和5年)に予定される「先進的窓リノベ事業」のこと。これは経済産業省の「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業」及び環境省の「断熱窓への改修促進等による家庭部門の省エネ・省 CO2加速化支援事業」を指します。

窓断熱リフォームで、結露知らずの快適な生活を手に入れませんか?補助金を使ってお得に窓断熱リフォームをするために、まずは4つの窓断熱方法を理解していきましょう。

【 目次 】

1、知っていますか?4つの窓断熱方法
内窓設置
外窓交換(カバー工法)
外窓交換(はつり工法)
ガラス交換

2、「先進的窓リノベ事業」について
補助対象
対象期間
補助額
今後のスケジュール

3、まとめ

 

知っていますか?4つの窓断熱方法

窓断熱方法は大きく分けて4種類。
リフォーム箇所の窓タイプやサイズ、状態を踏まえて適切な方法を選択しましょう。

内窓設置

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_内窓

 

 

既存窓の内側に新たに窓を新設するもの、又は既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換するもの。

 

 

※出典:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

〇メリット

・室内のデザイン性が向上

 △デメリット

・新設(内側)の窓の結露は大幅に減るものの、既存(外側)の窓の結露対策は不十分

・掃除がしにくい

・窓の開け閉めが面倒

・窓のデザインタイプやスペースなど、設置上の制約がある

外窓交換(カバー工法)

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_外窓設置

 

 

古いサッシの枠に重ねて新たなサッシを取り付けるもの。

 

 

 

※出典:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

〇メリット

・1日でリフォームが完了

・はつり工法に比べて安価

 △デメリット

・既存のサッシの影響を受けるため、商品選択の自由度が低い

・窓のサイズが小さくなる

・掃き出し窓の場合、下枠が立ち上がってしまうため外に出る時に跨ぐ必要が生じる

外窓交換(はつり工法)

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_外窓設置

 

 

古いサッシを枠ごと取外し、新しい断熱窓を取り付けるもの。

 

 

 

※出典:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

〇メリット

・窓のデザイン、カラーバリエーションが豊富

 △デメリット

・費用が高い

・工期が長い

・壁を壊す必要がある

ガラス交換

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_ガラス交換

 

 

既存窓のガラスのみを取り外し、既存枠をそのまま利用して、複層ガラス等に交換するもの。

 

 

 

※出典:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

〇メリット

・比較的安価

・窓サイズに変更がない

 △デメリット

・重さが2倍になるため、既設のサッシでは重量に耐えられずスムーズに稼働しない可能性がある

・サッシはそのままなので、アルミ部分には変わらず結露が発生する

「先進的窓リノベ事業」について

この事業はリフォーム事業者が申請者となる補助事業なので、私たち一般消費者はリフォーム事業者から補助金の還元を受けます。よって基本的に申請はリフォーム事業者が主体になりますが、事前に内容や対象期間など知識をもっておくことが大切です。

補助対象

住宅所有者等がリフォーム事業者に工事を発注(工事請負契約)して実施するリフォーム工事。改修後の窓の性能が、熱貫流率Uw1.9以下(※戸建住宅および低層集合住宅の場合)を満たすものについて、補助金交付の対象となる。※

対象期間

下記ABの両方を満たすこと。

A.令和4年11月8日から令和5年12月31日までに工事請負契約を締結する。

B.別途定める事業者登録の後に工事を着工し、令和5年12月31日までに工事が完了する。

補助額

一戸当たりの上限補助額:2,000,000円

1つの住宅における合計補助額は、下の表(戸建住宅・低層集合住宅の場合)に基づいた補助単価×施工個所数で算出されます。

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_戸建住宅・低層住宅における補助額。ガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー工法・はつり工法)グレード・大きさ別金額。
※転載:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

今後のスケジュール

事業者登録:令和5年1月中旬 ~ 遅くとも令和5年11月30日(予定)

交付申請期間:令和5年3月下旬 ~ 遅くとも令和5年12月31日(予定)

※締め切りは予算の執行状況に応じて公表。

まとめ

2022年12月21日現在は、工事事業者登録の段階。補助金の交付申請については、まだ先の話なので、今からじっくり窓の断熱リフォームについて検討してみてはいかがでしょうか。

来る令和5年、夏の暑さや冬場の寒さ、そして結露対策にお悩みの方は、補助金を使った窓の断熱リフォームでお得に快適な暮らしを手に入れましょう。

転載:「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html
(2022年12月21日に利用)