奈良で子育てするための土地探しポイント

奈良で子育てするための土地探しポイント

 

〜住み心地ランキングと教育環境から考える“理想の家づくり”〜

歴史と自然が息づく奈良県は、都市部の利便性と穏やかな生活環境を兼ね備えた地域です。とくに近年は、教育環境や子育て支援の充実により、子育て世帯に選ばれる移住先・住宅地として注目を集めています。

そしてこの奈良には、地域密着で丁寧な家づくりを行っている素敵な工務店がたくさんあります。地元の風土や暮らしに寄り添いながら、一棟一棟にこだわりをもって家を建てているプロたちと出会えるのは、この土地ならではの魅力です。

この記事では、土地探しのポイントとあわせて、“こだわりの家づくりをしたい方”と、“信頼できる奈良の工務店”とのマッチングのヒントもお伝えします。

■奈良県 住み心地ランキング2024の注目エリア

「いい部屋ネット 住み心地ランキング2024」によると、奈良県内で以下の地域が高い評価を受けています。

  • 北葛城郡王寺町
  • 北葛城郡広陵町
  • 香芝市
  • 生駒市
  • 奈良市

いずれも交通アクセスが良く、生活インフラや自然環境が整っており、教育・子育て支援の面でもバランスが取れているのが特長です。こうしたエリアは、家族の将来を見据えて家を建てたいと考える方にとって、土地選びの候補地として非常に有力です。

■教育環境が支える「住み心地」

教育環境

奈良県内では、各自治体が特色ある教育施策を展開しており、子育て環境の良さが暮らしの安心感にもつながっています。主な上位エリアの特徴は以下のとおりです。

 

王寺町

  • 小中一貫の義務教育学校を導入
  • 地域と連携した学習・環境教育
  • 王寺町無料学習支援、ICT教育の推進

 

 

 

 

 

広陵町

広陵町

  • 少人数学級と支援教員による丁寧な指導
  • 地元企業と連携した実体験型教育
  • 就学援助、保育の無償化などの支援充実

 

 

 

 

 

香芝市

香芝市

  • 教育水準の高い公立校が多数
  • 未就学児支援や特別支援教育の強化
  • 教育施設の整備が進行中

 

 

 

 

 

生駒市

生駒市

  • 探究学習、国際理解教育の充実
  • 奈良県屈指の進学校も隣接
  • 奨学金制度や学習サポートツールも導入

 

 

 

 

 

奈良市

奈良市

  • 学力レベルが高く、進学実績も安定
  • 子どもの貧困対策や不登校支援に力
  • 公立園での“手ぶら登園”など先進的取り組み

 

■家づくりを後押しする子育て支援制度

奈良県内では、子育て世帯を支援するための制度が数多く整備されています。自治体によって細かい内容は異なりますが、次のような制度が広く実施されています。

  • 18歳までの医療費助成(年度末まで)
  • 出産祝金や乳児健診支援
  • 公立保育施設の整備・保育料の軽減
  • 引越しや転入に伴うサポート情報の提供

これらの支援策があることで、安心して家づくり・定住を計画できる環境が整っています。

■奈良県への移住者の年齢層と傾向

2022年のデータによると、奈良市は年少人口(0〜14歳)の転入超過数が関西で1位、全国で12位となっており、奈良県への移住者は、主に30〜40代の子育て世帯が中心。特に奈良市では、教育環境や全公立園においておむつ定額サービスにより手ぶら登園を可能にする取り組みなど、子育て支援の充実が好評を得ています。移住を考える場合、各自治体の支援制度や生活環境を比較し参考にしながら、自身の生活様式に合ったエリアを選ぶことがとても重要です。

参考:総務省住民基本台帳人口移動報告 令和4年結果

■ハザードマップと土地選びの注意点

ハザードマップ 防災

奈良県は津波の心配はないものの、盆地という地形特性上、台風による内水氾濫や土砂災害のリスクが一部地域に存在します。土地選びでは、ハザードマップの確認を必ず行い、安心して暮らせる場所かどうかを見極める必要があります。

✅活用できる情報源
・奈良県 総務部 知事公室 ハザードマップ一覧
・国土交通省 ハザードマップポータルサイト
・各市町村の防災・避難情報ページ

■奈良で家を建てたい人と工務店をつなぐ「ナラタテ」

 

奈良での家づくりを検討される方には、「せっかくなら自分たちらしい、こだわりの家を建てたい」という想いを持つ方も多くいらっしゃいます。

そんな方にぜひ知っていただきたいのが、奈良に根ざした優良な工務店の存在です。大量生産や画一的なデザインではなく、暮らす家族の価値観に寄り添い、風土に合った家を一緒につくってくれる心強いパートナーです。

そして、私たち『ナラタテ』は、そうした「こだわりの家を建てたい人」と「信頼できる地元工務店」をマッチングする住宅相談窓口です。雑誌『奈良すまい図鑑』の編集で培った確かな目線で、お客様の想いをしっかりと受け止め、最適なパートナー探しをお手伝いしています。

土地探しから工務店選び、資金計画まで、家づくりのすべてを中立な立場でご相談いただけます。
雑誌『奈良すまい図鑑』編集部が運営するからこそ、安心と信頼のサポートをお届けします。

 

■まとめ|暮らしを大切にする人にこそ奈良を

奈良は、都市部のような派手さはありませんが、安心・教育・支援・環境と、暮らしの土台となる条件がとても整っています。そして何より、この土地での暮らしを本当に豊かにしてくれる工務店がたくさんあるということを、私たちは日々の取材や相談を通じて感じています。

「どこで建てるか」だけでなく、「誰と家を建てるか」も重要な時代。
奈良での家づくりを考え始めた方は、ぜひ一度、私たちナラタテにご相談ください。

子育て世代の家づくりにはイチから間取りを相談できる工務店や設計事務所がおすすめ。

ナラタテでは信頼できる担当者がいる住宅会社をご紹介しています。

まずはお気軽にご相談ください。ご来店予約はこちらから

【交付・申請等が延長されています!】今注目の「こどもみらい住宅支援事業」とは?

2022年3月28日より交付申請の受付が開始された、今話題の「こどもみらい住宅支援事業」。

新築最大100万円という支援金額と、その対象範囲の広さや、【こども】とはついていますが、リフォームに関しては全世帯が対象であることから、今注目が高まっています。

新築・リフォーム・リノベーションを検討中の方には、必ず目を通しておいていただきたい内容です!

注文住宅の新築の場合

対象者

以下の条件①②を満たす方が対象。
①子育て世代(2003年4月2日以降に出生した子を有する)、又は若者夫婦世帯(いずれかが1981年4月2日以降生まれ)
②こどもみらい住宅事業者と工事請負契約を締結して住宅を新築

対象となる新築住宅

以下の条件①~⑥を満たす住宅。
①所有者自らが居住する。
②土砂災害特別警戒区域外に立地する。
③未完成または完成から1年以内であり、人の居住の用に供したことのないもの。
④住戸の床面積が50 ㎡以上。
⑤下記いずれかに該当することが証明できる。
・ZEH住宅
・高い省エネ性能等を有する住宅(認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅のいずれかに該当)
・一定の省エネ性能を有する住宅(断熱等性能等級4 かつ 一次エネルギー消費量等級4の性能を有する住宅)
⑥交付申請時、一定以上の出来高の工事完了が確認できる。

対象期間

以下の条件①~③を満たす場合。
①工事請負契約の期間:2021年11月26日~2023年3月末

②建築着工の期間:こどもみらい住宅事業者の事業者登録以降
③基礎工事の完了(工事の出来高):建築着工~2023年3月末

④引渡し‣入居‣完了報告:2023年10月末
※【ご注意ください!】「一定の省エネ性能を有する住宅」については、2022年6月30日までに工事請負契約または不動産売買契約を締結したものに限定する

【原油・物価高による交付・申請機関の延長が行われています!】最新のスケジュールや変更は国土交通省のサイトより確認指定ください!

補助額

・ZEH住宅:100万円
・高い省エネ性能等を有する住宅:80万円
・一定の省エネ性能を有する住宅:60万円

リフォームの場合

対象者

以下の条件①②を満たす方が対象。
①こどもみらい住宅事業者と工事請負契約を締結してリフォーム工事をする
②リフォームする住宅の所有者等である
つまり全世帯が対象

対象となるリフォーム工事

①開口部の断熱改修
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
④子育て対応改修
⑤耐震改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

※④~⑧については、①~③のいずれかと同時に行う場合のみ補助の対象となる。
※申請する補助額の合計が5万円未満の工事は補助の対象とならない。

対象期間

以下の条件①②を満たす場合。
①工事請負契約の期間:2021年11月26日~2023年3月末

②建築着工の期間:こどもみらい住宅事業者の事業者登録以降

補助額

原則、1戸あたり30万円が上限。
ただし以下①~③の場合は、上限額がそれぞれ引き上げられる。
①子育て世帯または若者夫婦世帯であり、自ら購入した既存住宅のリフォームである:引き上げ額60万円
②子育て世帯または若者夫婦世帯であり、自ら購入した既存住宅のリフォームではない:引き上げ額45万円
③子育て世帯または若者夫婦世帯には該当しないが、自ら購入した安心R住宅のリフォームである:引き上げ額45万円

※同一住宅に複数回のリフォーム工事を行う場合、補助上限額の範囲内で申請を行うことができる。

手続き方法、流れ

では、施主はどのような流れでこの制度を利用することができるのか追って行きます。

こどもみらい住宅事業者を探す

前述したとおり、この制度はあらかじめ登録された住宅会社との工事請負でしか利用できません。
奈良県の登録事業者は、こちらのサイトから検索することができます。
【国土交通省】こともみらい住宅事業者の検索

契約締結

住宅会社と、この制度を利用できる要件を満たしているかを確認して契約締結をし、工事に着手します。
新築の場合は、基礎工事等の完了後、リフォームの場合は全工事の完了後に住宅会社が申請を行います。

補助金の交付

この制度の補助金は、施主ではなく住宅事業者に振り込まれます。

まとめ

対象者の範囲が非常に広く注目されているこちらの制度ですが、対象時期に細かい条件があり、補助金を享受するためには事前に抑えておきたいポイントがあることをご理解いただけたでしょうか。

ポイントのおさらい

  • 施工会社がこどもみらい住宅登録事業者か
  • 契約のタイミングやそれぞれの期限に当てはまるか
  • 対象となる住宅の条件を満たしているか

これから住宅会社選びをする!という方は、まずはこの制度を利用できるこどもみらい住宅事業者かという点からお始めください。
そして、「この事業自体に予算がある」ということも頭にいれておきたいですね。

もちろんナラタテでも、制度の利用に熟知した住宅会社を中心にご紹介をすることができます。
補助金制度を賢く活用して、後悔のない家づくりをしていきましょう!

 

(最終更新日:2022年4月4日)