断熱性能は何を見ればわかる?2023年最新補助金情報も紹介

電気代の高騰が家計を圧迫している昨今。

家づくりを始めるにあたり、断熱性能が気になっている人も多いかと思います。
2022年には国の定める断熱性能等級が新しく制定されたこともあり、さらに注目が集まっています。

とはいえ、断熱性能について調べると「UA値」や「HEAT20」など専門用語が多く、難しく感じることも。

しかし、家の断熱性能はこれらの専門用語をきちんと理解することが大切です。

今回の記事では断熱性能とは何か、最新情報も交えて詳しく解説していきます。

 

【 目次 】
1、断熱性能等級って何?
2、断熱性が高い家に住むメリット
3、気密性についても知っておこう
4、高断熱・高気密の家にするには?
5、まとめ

 

断熱性能等級って何?

断熱性能とは夏の熱気や冬の冷気を室内へ入れないように遮断する能力を表します。

断熱性能等級とはこの断熱性能の基準を示したもの。

国で定められていて、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で規定された住宅の省エネ性能を表す等級を示しています。

これまでは断熱等性能等級4が最高水準でしたが、2022年に断熱等性能等級5、10月には6と7が新しく制定されました。

 

各断熱等級の内容は以下の通りです。

断熱等性能等級

等級1 規定なし
等級2 1980年基準。20年以上前の基準のため省エネ性能は低い。
等級3 1992年基準。一定レベルの断熱性能。
等級4 1999年基準。壁や天井だけでなく窓や玄関にも断熱が必要。
等級5 2022年4月に制定。ZEH基準相当。
等級6 2022年10月に制定。等級4と比較し、暖冷房にかかるエネルギー消費量を約30%削減可能なレベルの性能。HEAT20のG2グレード相当。
等級7 2022年10月に制定。等級4と比較し、暖冷房にかかるエネルギー消費量を約40%削減可能なレベルの性能。HEAT20のG3グレード相当。

 

どの等級を満たすかによって、補助金や住宅ローン減税の金額が変わります。

新築やリフォーム・リノベーションを始める前に、しっかり確認しておきましょう。

断熱性が高い家に住むメリット

断熱性が高い家に住むメリットはたくさんあります。

大きく分けて4つのポイントを見ていきましょう。

 

・夏も冬も快適に過ごせる

外気温は壁や窓を通して家の中に伝わってきてしまうもの。

断熱性が低い家では、夏場クーラーをつけても、太陽光や外の熱気が部屋の温度を上げてしまったり、冬場暖房で部屋を暖めても、壁や窓から入ってくる外の冷気が部屋の温度を下げてしまったりします。

断熱性が高いと室内と屋外で熱を伝えにくいので、夏はクーラーボックスのように涼しさを保つことができ、冬は魔法瓶のように部屋の暖かさを逃がしません。

 

・冷暖房費が節約できる

上記のように室内を一定の温度で保つことができると、冷暖房の使用も最小限で済ませられ、電気代の節約に。

断熱性を上げるにはイニシャルコストがかかりますが、毎月の冷暖房費削減になるため、長い目で見るとかなりのコストダウンにつながると考えられます。

 

・ヒートショック予防

ヒートショックとは気温の変化によって血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすこと。

ヒートショックのリスクを減らすためには、暖かい部屋と寒い部屋との温度差をなくすことが必要です。

浴室や脱衣所、廊下やトイレなど寒い空間をしっかり断熱すると、暖房が効いているリビングなど暖かい部屋との温度差をなくすことができます。

 

・補助金がもらえることも

家の断熱性を上げようとすると、費用が高額になりがち。

そんなときは国や自治体が提供している補助金や助成金を活用しましょう。

2023年には新しく下記3つの補助金・助成金制度が始まっています。

  • こどもエコすまい支援事業
  • 先進的窓リノベ事業
  • 給湯省エネ事業

詳しくは過去の記事をチェック「【2023年最新】2023年お得なリフォーム補助金!断熱窓・給湯器・省エネ改修で光熱費対策 先進的窓リノベ事業・給湯省エネ事業・こどもエコすまい支援事業

気密性についても知っておこう

断熱性について調べていると、必ずと言っていいほどセットで使われる「気密性」という言葉。

気密性の高い家というのは、簡単に言うと隙間が少ない家のことです。

特に古い家では、壁や天井、床、窓やコンセントの周りなどにちょっとした隙間が空いています。

高気密住宅は、気密性の高い建築部材や断熱材、気密テープなどを使い、なるべく隙間ができないように建てられています。

家全体が密閉された空間になり、外の空気が入りにくいため、冷暖房も効きやすくなります。

断熱性・気密性のチェックポイント

・UA値

UA値とは家の断熱性の目安のこと。

室内の熱が床や壁からどのくらい外へ逃げやすいかを示す数値で、値が小さいほど断熱性が優れています。

 

・C値

C値とは家の気密性の目安のこと。

家全体の隙間の大きさを測定した数値で、値が小さいほど気密性が優れています。

 

・HEAT20

HEAT20とは「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称。

G1、G2、G3の3段階の断熱基準を定めており、HEAT20が提言する基準を守ると夏も冬もエアコン1台で快適に過ごせる家づくりができるといわれています。

 

これらの値は工務店のホームページなどで公表されていることも多いので、家づくりの際にはこの数値を頭に入れておきましょう。

<id=”anker4″>高断熱・高気密の家にするには?

高断熱・高気密の家にするには実際どのような施策があるのでしょうか。

新築、リフォームに分けて断熱性・気密性を高めるポイントを見ていきましょう。

 

新築

・壁、床、天井の断熱効果を高める

・「外断熱」と「内断熱」の2種類を使い分ける

・高気密・高断熱仕様の窓を採用する

・凸凹の多い間取りを避ける

・ひさしや軒をつくる

 

リフォーム

・窓を高気密・高断熱仕様にリフォーム

過去の記事もチェック「2023年、補助金でおトクに快適!窓の断熱リフォーム

・床と天井に断熱材を入れる

・内壁に断熱ボードを張る

まとめ

夏の暑さや冬の寒さ、それに伴う光熱費の負担を減らすためにも、高気密・高断熱の家にすることはメリットが大きいと考えられます。

ナラタテでは断熱性、気密性に優れた家をつくる奈良県内の工務店を無料でご紹介することができます。

新築はもちろん断熱リフォームについてもお気軽にご相談ください。

ご予約はこちらから

子育て世代必見!参考にしたい間取りアイデア

お子さんが生まれたことをきっかけに「注文住宅を建てたい!」と考える方も多いのではないでしょうか?

新しく家を建てるなら、子育てがしやすく家事も効率よくできるなど、親も子どもも快適に楽しく暮らせる家づくりをしたいものです。

そこで今回は、子どもに目が届くオープンキッチンやスタディーコーナーなど、子育てしやすい間取りと注文住宅のアイデアをご紹介します。

事前に情報収集をして理想の住まいづくりを実現しましょう。

 

【 目次 】
1、子どもに目が届くオープンキッチン
2、畳スペースでごろん
3、リビング階段のある空間
4、リビングに勉強コーナーを設置
5、外で遊べる!庭、ウッドデッキ、軒下空間
6、ゆとりある玄関スペースと大容量収納
7、効率のよい家事動線
8、まとめ

 

子どもに目が届くオープンキッチン

橿原市の注文住宅/建築工房和 施工例

 

料理のため、毎日立つことになるキッチン。

カウンターキッチンやアイランドキッチンなどのオープンキッチンスタイルは、キッチンにいながら家族とコミュニケーションがとりやすく、目を離せない子どもがいても家事を行えて便利です。

目の前に壁がないので、子どもがリビングで遊んでいる姿を見ながら料理もできます。

ダイニングテーブルと隣接するレイアウトであれば、食器を並べてもらったり、料理が出来たら運んでもらったりと子供に頼みやすく、お手伝いの習慣も育めます。

また背面の壁に収納スペースを設置することもできるので、食器や料理道具、キッチン家電などをまとめてしまえ、物が散乱しにくいところも◎。

 

畳スペースでごろん

生駒市の注文住宅/サイエンスホーム奈良店(カーペンターズハウス) 施工例

 

近年、日本の住宅では洋式が一般的となっているため、家づくりをするときに和室を設けるかどうか悩む方も多いはず…

一方で、リビングなどの一角に“畳スペース”を設けるアイデアが人気を集めています。

例えば、お昼寝をするときやおむつ替え、おもちゃを広げて安全に遊べるスペースとしても利用することができます。

畳にはクッション性があるので、ハイハイや歩き始めの時期にもケガ防止の安全なスペースになります。

子どもの遊び道具や寝具は畳下のスペースを活用してすっきり収納◎

 

リビング階段のある空間

北葛城郡の注文住宅/家族の森 施工例

 

小さい子どもはつい好奇心で高いところから飛び降りようとしてしまうことがあります。

階段がリビングにあればキッチンやリビングから注意することができ安心です。

また子ども部屋は2階につくることが多いですが、思春期になると部屋にこもりがちになることも…

リビングに階段があると出かけるとき帰ったときに顔を合わせるため、コミュニケーションがとりやすくなります。

自然と家族がリビングに集まりやすく、子育て世代には人気がある間取りです。

 

リビングに勉強コーナーを設置

 

 

大和郡山市の注文住宅/楓工務店 施工例

 

スタディーコーナーとはリビングの一角に設けられた学習や仕事をするためのデスクスペースのことです。

子どもが小さいうちはお絵かきや絵本を読むコーナーとして使うのもよいでしょう。

ある程度家族の声や生活音が聞こえる空間で勉強すると集中力がアップしやすいともいわれています。

宿題や勉強の途中でわからないことがあれば、すぐに親に聞きやすい環境づくりとしても有効です。

また親の目も届きやすく、個室に行くよりも気軽に勉強に取り掛かれるので、子供の学習習慣もつきやすくなります。

 

外で遊べる!庭、ウッドデッキ、軒下空間

天理市の注文住宅/リビングデザイン 施工例

 

小さな子どもがいる家庭では、安全面に配慮した庭づくりが必要になります。

広い庭には子どものケガ防止に芝生を敷き詰めるのがおすすめ。

人工芝であればメンテナンスフリーで、手入れや草抜きの必要もありません。

ウッドデッキはバーベキューや水遊びでも大活躍。リビングとつながっていると、部屋の中から子どもたちが遊んでいるのを見守ることもできます。

また軒下空間を広くとることで、熱中症が気になる真夏や雨が降っているときでも、外遊びを楽しめます。

 

ゆとりある玄関スペースと大容量収納

天理市の注文住宅/大吉建設 施工例

 

子どもが小さいうちはベビーカーやキッズ用品など玄関に物が散乱してしまいがち。

狭い玄関ではベビーカーひとつ置いただけで玄関を占領してしまいます。

そのため玄関はできるだけ広いスペースを確保するのがおすすめです。

また大容量のシューズクロークを設けると靴だけでなく、子どもの外遊び道具も玄関に収納しておくことができます。

 

効率のよい家事動線

北葛城郡の注文住宅/平岡工務店(Remix Design) 施工例

 

料理・洗濯・掃除のほか一つ一つちょっとしたことが積み重なって大きな負担となってしまう家事の数々。さらに子育て家庭には「育児」が加わってきます。

食事やおむつ替え、着替えなど身の回りのお世話にはじまり、一緒に遊んだり、ケガをしないように見守ったりなどなど慌ただしくなる子育ての毎日を、使いやすい家事動線がサポートしてくれます。

例えば、洗面所とファミリークローゼット、ウッドデッキを一直線上に並べるなど、洗濯物の洗う・干す・片づけるといった一連の動線を短くすると家事の負担を軽減することができます。

家事の中心となるキッチンと洗面所を隣接させる間取りもおすすめです。

 

まとめ

子育て世代の家づくりにはイチから間取りを相談できる工務店や設計事務所がおすすめ。

ナラタテでは信頼できる担当者がいる住宅会社をご紹介しています。

まずはお気軽にご相談ください。ご来店予約はこちらから

大阪へのアクセスも良好!奈良に移住して注文住宅を建てよう

数多くの神社仏閣や遺跡があり、長い歴史と文化を誇る奈良県は、国内外からたくさんの観光客が訪れる人気の観光地です。

最近では自然に恵まれた環境や大阪・京都など関西都市圏へのアクセスの良さから、奈良を移住先に選ぶ人が増えてきています。

今回の記事では、暮らす街としても人気が高い奈良県の魅力をご紹介します。

 

【 目次 】
1、住む前に知りたい!奈良県ってどんなところ?
2、大阪・京都へのアクセスが良い!人気エリアを紹介
3、他にも魅力たくさん!奈良に住むメリット
4、知っておきたい!奈良移住の支援制度
5、まとめ

 

住む前に知りたい!奈良県ってどんなところ?

奈良県は近畿地方に位置する内陸県で、南北に長い形状をしています。

京阪神地域へのアクセスが良く県民の約7割が住む北西部、「奥大和」と呼ばれる山岳地帯の南部、高原が広がる東部に分けられます。

県庁所在地は総人口の約3割~4割が住む奈良市。

県北西部を中心に、大阪や京都のベッドタウンとして都市開発が進んでいます。

雪が少なくおおむね温暖ですが、北部の盆地と南部の山地で気候の差が大きいことが特徴です。

 

大阪・京都へのアクセスが良い!人気エリアを紹介

住む場所を選ぶ上で気になるポイントが、仕事場や学校までの交通アクセス。

奈良から大阪・京都などの都市圏へはアクセスが良く、JRや近鉄電車を利用すれば40~50分程度で移動することができます。

特に大阪市へは30分程度で到着するため、実際「奈良に住んで大阪で働く」というライフスタイルをとっている人もたくさんいます。

 

人気エリア①近鉄奈良線

近鉄大和西大寺駅から大阪難波駅までは乗り換えなし30分前後でアクセス可能。奈良市や生駒市を横断する電車が約10分おきに走っていて、大阪方面への通学・通勤にも便利。快速急行は神戸三宮まで1本でつながっている。

 

人気エリア②近鉄けいはんな沿線

大阪のビジネス街がある本町駅まで1本でつながっていて、大阪メトロへの乗り換えや朝の通勤にも便利。生駒駅から本町駅までは30分弱で到着。緑豊かなエリアでありながら、学校や商業施設も多く、生活には困らない環境。

 

人気エリア③近鉄大阪線、近鉄南大阪線

大和八木駅から大阪上本町駅までは40分弱で到着。大阪方面だけでなく、京都や名古屋へのアクセスも良好。住宅地が広がる香芝市や、奈良の人気エリアのひとつ橿原市を通っていて、スーパーや商業施設も充実。

 

人気エリア④JR大和路線

王寺町や大和郡山市を通るJR大和路線は天王寺駅、大阪駅まで乗り換えなしでアクセス可能。大和路快速に乗車すると王寺駅から天王寺駅まで約20分で到着。

 

他にも魅力たくさん!奈良に住むメリット

奈良に住むメリットは、交通アクセスの良さだけではありません。

以下の5つのポイントを見ていきましょう。

 

  • 豊かな自然

奈良県は盆地があり、高原があり、山があり、自然豊かで住みやすい環境。

平安時代、和歌によく詠まれた吉野の桜や観光客もたくさん訪れる奈良公園など身近に多くの自然があります。

「緑が多いところでのびのび子育てをしたい」といったファミリー層にもおすすめです。

 

  • 子育てしやすい環境

子育て支援の充実に力を入れている奈良県には、子育て支援センターや子どもの遊び場など子育てスポットがたくさん設置されています。

繁華街が少ないこともあり、治安が良いといった面も◎

また教育レベルも高く、高校の卒業生数に対する東大・京大合格者の輩出率は全国でもトップクラスといわれています。

 

  • 歴史的な遺産が多い

平城遷都から1300年以上もの歴史があり、多くの文化資源が点在している奈良県。

1993年には「法隆寺地域の仏教建造物」が日本初の世界遺産に登録され、その後「古都奈良の文化財」「紀伊山地の霊場と参詣道」も登録されているほか、仏像などの彫刻および建造物の国宝数は奈良県がともに全国第1位となっています。

 

  • 田舎だけど利便性が高い

移住するエリアにもよりますが、大きなショッピングモールやスーパー、病院などもしっかり備わっています。

奈良市内や王寺町などはまちの機能が集約されていて、徒歩や自転車での移動がしやすいところも魅力です。

 

  • 生活費が安い

奈良県は物価が関西で最も低い水準であるなど、都市圏と比べて生活費を安く抑えられるのもうれしいポイント。

大阪や京都と比較すると、手頃な価格で大きな土地を購入できるところも魅力です。

 

参考:小売物価統計調査(構造編)2021(令和3年)結果より

https://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/pdf/g_2021.pdf

 

知っておきたい!奈良移住の支援制度

奈良県ではさまざまな移住支援を行っています。

移住を考えている方は、ぜひ県や自治体が運営する支援制度を活用してみてください。

 

  • 移住支援金

奈良県では、東京23区(在住者または通勤者)から奈良県へ移住する方に向けて、単身者の場合60万円、2人以上の世帯の場合は1世帯につき100万円の移住支援金を支給しています。

(支給には一定の対象者要件を満たす必要があります。先着順・人数上限あり)

※2023年3月現在での情報

 

参考:奈良県 移住支援金

https://www.pref.nara.jp/53355.htm

 

  • オンライン移住相談

移住交流イベントや移住説明会などが開催されており、実際に移住した人の声を聞くことができます。

そんな時間がないという方にも奈良市ではオンライン移住相談窓口というものが開設されているので、移住先の街の雰囲気や住み心地を知ることができます。

※2023年3月現在での情報

 

参考:奈良市 オンライン移住相談窓口申込フォーム

https://www.city.nara.lg.jp/ques/questionnaire.php?openid=26&check

 

  • お試し移住支援制度

「奈良に移住したいけど、どんなところかわからないから不安」という方必見!奈良県のいくつかの自治体では、お試し移住制度を導入しているところもあります。

奈良市では宿泊施設の宿泊経費と交通費など一部の費用を最大2万円支給。五條市では、移住体験型住宅が連続7日以内に限り無料で提供されています。

※2023年3月現在での情報

 

参考:奈良市 お試し移住支援制度

https://www.city.nara.lg.jp/site/nararhythm/125150.html

参考:五條市 お試し移住制度

https://www.city.gojo.lg.jp/soshiki/kikaku/izyutezyunituite/1571.html

 

まとめ

「自然豊かな環境で暮らしたい」「でも不便なところは嫌…」そんな方には、住みやすいポイントがたくさん備わった奈良がおすすめ。

ナラタテでは、「まだ住む土地が決まっていない」という方にも知識豊富なスタッフが土地選びのポイントからアドバイスさせていただきます。

遠方の方はオンラインでのご相談も承っております。

ご来店予約はこちらからお気軽にお問い合わせください。

知って得する!住宅ローン選びの基礎知識

家づくりを始めるときに必ず迷うのが住宅ローンの選び方。

昨年2022年12月末に日本銀行が実質的な利上げを行ったことにより、固定金利型の住宅ローンが引き上げされています。

今から住宅ローンを組むには、変動金利と固定金利どちらを選択すればよいのでしょうか?

今回はそんな気になる住宅ローンの選び方について詳しくご紹介します。

ぜひこれからのマイホーム計画にお役立てください。

 

【 目次 】
1、変動金利と固定金利どっちが選ばれている?
2、住宅ローンの選び方①金利タイプで比較する
3、住宅ローンの選び方②借入先の種類で比較する
4、住宅ローンの選び方③返済方法で比較する
5、まとめ

 

変動金利と固定金利どっちが選ばれている?

実際の住宅ローン利用者は変動金利と固定金利、どちらを選んでいるのでしょうか?

≪引用元≫

住宅金融支援機構「民間住宅ローン利用者の実態調査(2020年11月調査~2022年4月調査)」より

https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_user.html

 

住宅金融支援機構が行っている「民間住宅ローン利用者の実態調査(2022年4月調査)」によると、変動金利を選んだ人は全体の73.9%。対して17.3%が固定期間選択型、残りの8.9%が全期間固定型となっています。

低金利の魅力から変動金利が人気ですが、金利は景気に応じて変わるもの。

目先の金利が低く、返済額が少ないというだけで金利タイプを選択することはリスクが高いともいえます。

自分に合った住宅ローンを選ぶには、それぞれの金利タイプの性質を理解したうえでローンを組むことが大切です。

 

住宅ローンの選び方①金利タイプで比較する

住宅ローンの金利には、「変動金利」「固定金利期間選択型」「固定金利」の3タイプがあります。特徴とともに各タイプのメリット、デメリットを押さえて、どのタイプが自分に向いているのかを見ていきましょう。

変動金利

市場の金利動向に合わせて、返済の途中であっても金利が変動するタイプ。

【メリット】ほかの金利タイプよりも金利が低い

【デメリット】金利上昇のリスクがあり、返済計画が立てにくい

  • 変動金利に向いている人

・普段から金利動向をチェックする人

・家計に比較的余裕があり、貯蓄などで金利上昇に対応できる人

・返済期間や返済額を抑えられる人(借入が少ない・頭金を多く入れられる)

 

固定金利期間選択型

借り入れ当初の金利と適用期間が決まっており、適用終了後は自分で金利タイプを再度選ぶタイプ。

【メリット】当面の返済額が一定のため、返済計画が立てやすい

【デメリット】変動金利よりも金利が高めになる

  • 固定金利期間選択型に向いている人

・教育費の支払いやマイカー購入で一定期間支出が多いが、将来は家計に余裕ができそうな人

 

固定金利 借り入れから完済まで金利が固定されており、返済額も確定しているタイプ。

【メリット】金利上昇のリスクがなく、返済計画が立てやすい

【デメリット】変動金利型や固定金利期間選択型よりも、金利が高めになる

  • 固定金利に向いている人

・金利の変動に一喜一憂したくない人

・将来のリスクを極力減らしたい安定志向の人

 

 

住宅ローンの選び方②借入先の種類で比較する

住宅ローンを組む際は金利だけでなく、複数のポイントから比較検討することが大切です。次は住宅ローンの借入先について見ていきましょう。借入先の種類は大きく「公的ローン」「民間ローン」「フラット35」に分けられます。

公的ローン

国や自治体などの公的機関が融資する住宅ローン。貸してもらえる条件が多かったり、上限額も低めだったり、人によっては利用しにくい面もあるが、子育て中の世帯では金利が低くなるなど、お得な制度も。

 

民間ローン

民間の金融機関(銀行・信用金庫・ノンバンクなど)が提供している住宅ローン。相談できる窓口も多く、一般的な借り先と言えるため、利用者が一番多い。金利やラインアップも銀行によってさまざま。

 

フラット35

住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して融資するハイブリッド型の住宅ローン。借入時の金利が返済期間中に変わらない長期固定ローンで、扱う金融機関によって金利が異なる。

(フラット35に関する過去の記事はこちら「最新ローン情報!フラット35地域連動型!【フラット35+奈良の木】」)

 

利用時には条件をよく確認し、それぞれ比較しつつ自分に合った借入先を検討しましょう。

 

住宅ローンの選び方③返済方法で比較する

住宅ローンを返済する場合、毎月の返済額は「元本」+「利息」の合計額となります。この元本と利息をどう返済していくかによって、次の2つの返済方法があります。

元利均等返済

元金と利息の合計額を毎月一定の金額にて返済する方法。元金均等返済よりも利息の支払額が多く、元金(借入金)の減り方が遅いのが特徴。

 

元金均等返済

毎月の返済額のうち元金部分が一定になる返済方法。借入当初の返済額は多いが、総返済額は「元利均等返済」よりも少なくなるのがメリット。

 

「元利均等返済」は毎月決まった返済額のため、返済額を一定にして、必要な他の出費にも備えておきたい方におすすめです。「元金均等返済」は当初の返済額が多くても、支払える余裕があれば返済総額を抑えられます。

あなたのライフプランに合わせて選びましょう。

 

まとめ

住宅ローン選びは、金利タイプや借入先の種類、返済方法など、さまざまな点を考慮しながら選定することが重要です。

住宅ローンは返済額が大きく、返済期間も長期間になるため、家計を圧迫することなく、安心して返済していけるかどうかも考えながら比較検討を進めていきましょう。

お金のことがよくわからないなどお困りの場合は家計の見直しも含めて、ライフプランナーに相談してみるのもおすすめです。

ナラタテでは、新築・リフォーム・リノベーションをご検討の方にライフプランナーを無料でご紹介することができます。

家づくりにおいてご不安なこと、必要になるお金のことなど、ナラタテにご相談ください。

予約フォームはこちら。

 

【2023年最新】2023年お得なリフォーム補助金!断熱窓・給湯器・省エネ改修で光熱費対策

食品をはじめ光熱費の高騰があり、軒並みの値上げラッシュが家計を圧迫していった2022年。

そこに追い打ちをかけるように、寒波到来の2023年冬。

光熱費高騰_エアコン設定温度_リフォーム_補助金エアコンで暖をとっている方がほとんどかと思いますが、省エネの推奨温度である20度の設定で満足できていますか?ついつい25度前後にまで上げてしまい、さらに電気代が高くついてしまった…という方も多いはず。

 

 

 

 

そんな方には光熱費対策として、家の断熱リフォームがオススメです!なんと断熱化された家では、エアコンの設定温度が20度でも十分に暖かさを感じることができるのです。

しかし懸念されるのが、リフォーム費用。光熱費が削減できたとしても、膨大なリフォーム費用がかかってしまっては本末転倒です。

そこで今回ご紹介するのが、リフォーム費用の負担を軽減するための補助金制度。2023年3月下旬開始予定である3つの補助金制度を併用することで、お得にリフォームすることができます!

三省連携!併用して使える3つの補助金制度

国土交通省・経済産業省・環境省が連携してワンストップで取り組む3つの事業。これらの補助金は、対象商品が重複しなければ併用して使えるのです!今回はその中から「断熱リフォーム」に限ってご紹介します。

①先進的窓リノベ事業「高断熱窓の設置」

3つのうち、断熱リフォームとして最優先すべきなのがこちら。冷気の約60%が出入りする窓は断熱化で最も大切な箇所であること、また他の補助金制度において必須項目にあげられていることが多いことが理由です。

これまでも窓断熱にまつわる補助金制度はありましたが、今回は過去まれにみる高額な補助金額というのがポイントで、市場の販売価格の約半分程度補助される見込みです。

この事業についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

②給湯省エネ事業「高効率給湯器の設置」

給湯器省エネ事業_光熱費

実はエアコン以上に、家庭で最もエネルギーを使用している「給湯」。古い給湯器を高効率給湯器に交換することで従来のエネルギー消費量を削減できます。この事業では、給湯器一台につき最大15万円まで補助が出ます。

 

③こどもエコすまい支援事業「開口部・躯体等の省エネ改修工事」

2022年に大変好評だった「こどもみらい住宅支援事業」の後継版で、水回りリフォームなど対象アイテムが多く、使いやすい補助金制度です。
この事業は住宅の省エネ改修をすることが必須条件とされており、「開口部の省エネ改修」もそれにあたります。求められる要件は、先程ご紹介した①先進的窓リノベ事業「高断熱窓の設置」と同様。補助額としては①先進的窓リノベ事業「高断熱窓の設置」の方が高いため、こちらを選択しましょう。

ワンストップ補助金制度を使ったリフォームシミュレーション

内窓設置+高断熱浴槽の交換+節水トイレの交換

先進的窓リノベ_こどもエコすまい支援事業_断熱_リフォーム_補助金_節水トイレ

内窓設置+節水トイレの交換+高効率給湯器の設置

 

先進的窓リノベ_こどもエコすまい支援事業_給湯省エネ事業_補助金_リフォーム_エコキュート_給湯器

内窓設置+浴室乾燥機の設置+掃除しやすいレンジフードの設置

先進的窓リノベ_こどもエコすまい支援事業_補助金_レンジフード_リフォーム_こどもみらい

気になる方は「住宅省エネ2023キャンペーン」をチェック!

この三省連携のお得なワンストップ補助金制度の詳細は、「住宅省エネ2023キャンペーン」の専用ホームページにて、分かりやすく紹介されています。

ホームページ内にはリフォームしたい部屋や箇所を選択すると、補助額を概算してくれるページも。検討中の方はぜひご覧ください。

また奈良の住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」では、これらの補助金を利用してリフォームができる住宅会社のご紹介が可能です。お気軽に予約フォームよりお問い合わせください。

 

≪引用元≫

住宅リフォームクリニック「〈三省連携〉併用して使える3つの補助金制度がはじまります!」

2023年、補助金でおトクに快適!窓の断熱リフォーム

拭いても拭いてもキリがない冬場の結露。
結露防止シートや結露防止スプレーなど、100円均一やホームセンターなどで、さまざまな結露対策グッズが販売されています。また窓の防寒として、厚手のカーテンや窓に貼り付けるプチプチのような防寒シートなども。今回ご紹介するのは、このように「窓」の結露や防寒でお困りの方、必見の補助金情報です。

その内容とは、“定められた期間内に基準を満たして既存住宅の窓断熱リフォームを行った場合、補助金の還元を受けられる”というもので、2023年(令和5年)に予定される「先進的窓リノベ事業」のこと。これは経済産業省の「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業」及び環境省の「断熱窓への改修促進等による家庭部門の省エネ・省 CO2加速化支援事業」を指します。

窓断熱リフォームで、結露知らずの快適な生活を手に入れませんか?補助金を使ってお得に窓断熱リフォームをするために、まずは4つの窓断熱方法を理解していきましょう。

【 目次 】

1、知っていますか?4つの窓断熱方法
内窓設置
外窓交換(カバー工法)
外窓交換(はつり工法)
ガラス交換

2、「先進的窓リノベ事業」について
補助対象
対象期間
補助額
今後のスケジュール

3、まとめ

 

知っていますか?4つの窓断熱方法

窓断熱方法は大きく分けて4種類。
リフォーム箇所の窓タイプやサイズ、状態を踏まえて適切な方法を選択しましょう。

内窓設置

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_内窓

 

 

既存窓の内側に新たに窓を新設するもの、又は既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換するもの。

 

 

※出典:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

〇メリット

・室内のデザイン性が向上

 △デメリット

・新設(内側)の窓の結露は大幅に減るものの、既存(外側)の窓の結露対策は不十分

・掃除がしにくい

・窓の開け閉めが面倒

・窓のデザインタイプやスペースなど、設置上の制約がある

外窓交換(カバー工法)

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_外窓設置

 

 

古いサッシの枠に重ねて新たなサッシを取り付けるもの。

 

 

 

※出典:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

〇メリット

・1日でリフォームが完了

・はつり工法に比べて安価

 △デメリット

・既存のサッシの影響を受けるため、商品選択の自由度が低い

・窓のサイズが小さくなる

・掃き出し窓の場合、下枠が立ち上がってしまうため外に出る時に跨ぐ必要が生じる

外窓交換(はつり工法)

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_外窓設置

 

 

古いサッシを枠ごと取外し、新しい断熱窓を取り付けるもの。

 

 

 

※出典:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

〇メリット

・窓のデザイン、カラーバリエーションが豊富

 △デメリット

・費用が高い

・工期が長い

・壁を壊す必要がある

ガラス交換

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_ガラス交換

 

 

既存窓のガラスのみを取り外し、既存枠をそのまま利用して、複層ガラス等に交換するもの。

 

 

 

※出典:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

〇メリット

・比較的安価

・窓サイズに変更がない

 △デメリット

・重さが2倍になるため、既設のサッシでは重量に耐えられずスムーズに稼働しない可能性がある

・サッシはそのままなので、アルミ部分には変わらず結露が発生する

「先進的窓リノベ事業」について

この事業はリフォーム事業者が申請者となる補助事業なので、私たち一般消費者はリフォーム事業者から補助金の還元を受けます。よって基本的に申請はリフォーム事業者が主体になりますが、事前に内容や対象期間など知識をもっておくことが大切です。

補助対象

住宅所有者等がリフォーム事業者に工事を発注(工事請負契約)して実施するリフォーム工事。改修後の窓の性能が、熱貫流率Uw1.9以下(※戸建住宅および低層集合住宅の場合)を満たすものについて、補助金交付の対象となる。※

対象期間

下記ABの両方を満たすこと。

A.令和4年11月8日から令和5年12月31日までに工事請負契約を締結する。

B.別途定める事業者登録の後に工事を着工し、令和5年12月31日までに工事が完了する。

補助額

一戸当たりの上限補助額:2,000,000円

1つの住宅における合計補助額は、下の表(戸建住宅・低層集合住宅の場合)に基づいた補助単価×施工個所数で算出されます。

2023年、補助金でおトクに快適!窓断熱リフォーム_戸建住宅・低層住宅における補助額。ガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー工法・はつり工法)グレード・大きさ別金額。
※転載:経済産業省「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html

今後のスケジュール

事業者登録:令和5年1月中旬 ~ 遅くとも令和5年11月30日(予定)

交付申請期間:令和5年3月下旬 ~ 遅くとも令和5年12月31日(予定)

※締め切りは予算の執行状況に応じて公表。

まとめ

2022年12月21日現在は、工事事業者登録の段階。補助金の交付申請については、まだ先の話なので、今からじっくり窓の断熱リフォームについて検討してみてはいかがでしょうか。

来る令和5年、夏の暑さや冬場の寒さ、そして結露対策にお悩みの方は、補助金を使った窓の断熱リフォームでお得に快適な暮らしを手に入れましょう。

転載:「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等」(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/dannetsujigyou.html
(2022年12月21日に利用)

自分から探しに行かなきゃわからない 「リフォームで使える補助金制度」おすすめの理由

リフォームで使うことができる補助金制度にはさまざまありますが、今回は「長期優良住宅化リフォーム推進事業」についてご紹介します。

この事業は、住宅の省エネ化はもとより、耐震性、劣化対策等についても基準が明確化された、具体的な補助金制度。

「“こどもみらい住宅支援事業”等最新の制度もありますが、長年いろいろな住宅支援事業を見てきた私としては、“長期優良住宅化リフォーム推進事業”をおすすめしています」と語る【株式会社 ノアズ・アーク企画 代表取締役 原田裕久さん】に、この事業について解説していただきました。

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」おすすめの理由

理由はふたつあります。

①インスペクションの実施があるから

本事業は、インスペクション(専門家による住宅の調査)の実施が必須です。リフォームに先立ち、劣化現象の有無を専門家が調査しします。指摘箇所については、この制度を利用するためにリフォーム工事で補修しなければならないものもありますが、急を要しないものについては「維持保全計画」できちんと記されるので安心です。

②省エネリフォームについて、具体的な方法が示されているから

どんな改修にいくらの補助があるのか、細かく具体例が示され、分かりやすいのが
特長。また多くの人に本制度を利用してもらうため、2タイプが用意されており、改修のパターンによってそれぞれ進めていくことができます。

望むリフォームはどっち?

前述した2タイプとは以下の通り。

①既存住宅の省エネ性能を計算し、目標とする省エネ基準に適合するようリフォーム計画をする方法

②さらに設定された4つの改修タイプのうち1つを選択し、それを満たすようリフォームを計画する方法(既存住宅の省エネ性能の計算は省くことができる)

省エネ_すまいのコラム

大型リフォームだけでなく、日々の不具合を解消するような改修リフォームから利用可能ということが分かります。

「住宅の省エネ」は、まず“建物の断熱化”が最優先

建物の断熱化はほぼメンテナンスフリーですが、設備はメンテナンスが必要です。時期がくれば、新しく購入する必要があります。だからこそ、建物の断熱化を強化して設備への負担を少なくし、機器を長く使用するという考えが必要です。

本制度でも、窓(開口部)の省エネ化が最重要視されていることはお分かりいただけると思います。

樹脂サッシ_すまいのコラム

「省エネ住宅」の実現は、割高に感じることも多いですが、それを助けるのが「補助金制度・優遇金利制度・減税制度です。これからの制度を国や行政、住宅関連企業にすすめられて初めて知るのではなく、積極的な情報収集をしていきましょう。

新築・リフォームの重要ポイント!「省エネ」を紐解こう

住まいを建てる時、住まうとき、たくさんのエネルギーが必要ですが、これらは今問題となっている環境破壊の原因、「二酸化炭素の排出」を促進します。

そこで政府は、これから家を建てる人にエネルギーの使用量を少しでも減らしてもらうため、2021年4月、建築士が住宅の省エネについてお客様に説明することを義務付けました。

また2025年には住まいの「完全省エネ基準適合化」が義務化され、「省エネ基準」を満たさないと住まいを建てる際に必要な建築許可自体も下りなくなる予定です。

今回はその「省エネ基準」とは何か、「住宅の省エネ性」はどうやって測るのかを、【株式会社 ノアズ・アーク企画 代表取締役 原田裕久さん】に教えて頂きます。

住宅の省エネ性の測り方

住宅の省エネ性には2つの物差しがあります。

どちらも数値が低い方が「省エネ住宅」とされます。そしてこの物差しにはいくつかの基準があり、ランク分けされています。

①外皮性能

家の外面(屋根・壁・窓・床などの部分)の「断熱性能」のことです。いかに、夏は太陽の熱を抑え、冬は暖房で温めた部屋の熱を逃がさないかという性能を計算して評価します。窓や使用する断熱材によってその性能は大きく変わります。

②一次エネルギー消費量

住まいで使用するエアコン・照明・給湯等のエネルギー消費量のことです。

住宅の省エネで大切なこととは

「住宅の省エネ」を考えるときに、まず検討すべきことはこの3つ。

①外皮性能関連【建物に使う、窓や壁・床・天井の断熱材】

高気密・高断熱を示すもので、特に家の熱交換の約6割を担うといわれている窓の性能は重要です。断熱性が高い樹脂製サッシの採用をおすすめしています。

②一次エネルギー消費量関連【家で使用する電気設備】

エアコン・照明・給湯・換気等といった各設備です。特に給湯機器は家庭で使われるエネルギーの比率が高いので、エコキュート等の高効率給湯器を検討してください。

③エネルギーを創る

①②で出入りする熱の調整やエネルギーの高効率化をし、少ないエネルギーでの生活を実現し、その上でそのエネルギーさえも創ってしまおうとするのが「創エネ」です。これらは「ゼロエネルギー住宅」や「ZEH住宅」と呼ばれ、再生可能エネルギーの代表格「太陽光発電」の利用が挙げられます。ちなみに国は2030年までに「新築のゼロエネルギー住宅の適合義務化」を実施することを計画しています。

省エネ住宅のメリット、デメリットとは?

もちろん、「省エネ住宅」にもメリットとデメリットがあります。

【メリット】光熱費が減る

①一年を通して室温が大きく変わらず快適
②部屋間の温度差が少ないため、ヒートショック対策ができ家族の健康を守る
③さらにゼロエネルギー住宅にすることで、災害時に創って貯めた電気を利用できる

【デメリット】イニシャルコストが高い

イニシャルコストとは、設備を導入する際にかかるコストです。これから続く月々の光熱費を大幅に削減できるので長い目で見れば経済的とはいえ、高性能な建材や機器は割高になります。

これからの時代、新築もリフォームも「省エネ」が欠かせない

ゼロエネルギー住宅の義務化は新築のみ、というお話をしてきましたが、リフォームでも新築と同様に省エネ性能をアップさせることができます。

先程、省エネ住宅の唯一のデメリットといえる「イニシャルコスト」についてふれましたが、実は国や行政では各種補助金制度、優遇金利制度、減税制度が整っており、お得に活用すれば負担額を軽減することができます。

ナラタテではそういった補助金や助成金のご相談もお受けしております!

省エネ住宅の施工実績が豊富な住宅会社のご紹介も可能です!

ぜひお気軽にお問合せください。

リフォーム・リノベーションにローンは借りられるのか

“古くなってきた住宅の修繕リフォーム”や、“中古物件を購入してのフルリノベーション”などにかかる費用目安は、その規模によってさまざま。

部分リフォーム 50~300万円
リノベーション(マンション) 800~1500万円
リノベーション(戸建て住宅) 1000~2000万円

相場平均では上記のように言われていますが、元の住宅の状況によって幅があります。例えば現地調査を行い、その結果に基づいて躯体にまで手を加えて新築さながらにフルリノベーションするとなると、新築一軒家の物件購入と大差ない予算になる場合も。

施工例_リフォーム工事後 写真_リノベーション_LDK全面リノベーション(築45年、一戸建て)

価格:1,000~1,250万円

施工会社:株式会社 楓工務店(奈良市)

 

 

 

施工例_リフォーム工事後 写真_部分リフォーム_リフォームローン_洗面台洗面台リフォーム(築35年、一戸建て)

価格:50万円

施工会社:平岡工務店 by 株式会社 Remix Design(奈良市)

 

 

 

施工例_リフォーム工事後 写真_玄関_リフォームローン_金利玄関リフォーム(築140年、一戸建て)

価格:150万円

施工会社:株式会社スペースマイン(大和郡山市)

 

 

 

※平均価格の表示につきましては、2020年8月20日時点での税込み価格です。税率改定や原材料費等の価格高騰により、現在は異なる場合がありますので、あくまで参考価格としてご覧ください。

住宅物件を購入する時は一般的に「住宅ローン」を利用しますが、リフォーム・リノベーション費用にも利用できるローンが用意されており、これを「リフォームローン」といいます!

「ローンはローンでしょ」ということですが、条件がまったく異なることを必ず覚えておいてください。

リフォームローンの種類

リフォームローンとは、その名の通りリフォームやリノベーションの時に借りられるローン。大きく分けて「無担保型」と「担保型」の2種類があります。

無担保型リフォームローン

◎メリット

・万が一ローンの返済ができなくなった場合でも、担保を失うリスクがない。
・保証人は原則不要、必要書類が少なく、審査も早い。お手軽に借りられる。

 

△デメリット

・借入額の上限が低い。(50万円~500万円程度)
・返済期間が短い。(10年程度)
・金利が高い。

担保型リフォームローン

◎メリット

・借入額の上限が高い。(500万円~5000万円程度)
・返済期間が長い。(最長35年程度)
・無担保型よりも金利が低い。(※一般的な住宅ローンよりは高め。)

 

△デメリット

・必要書類や手続きが多く、審査が厳しい。
・抵当権設定に関する諸費用がかかる。(抵当権設定費用=借入額×0.4%)

こんな場合は「リフォーム一体型住宅ローン」がおすすめ!

リフォームやリノベーションにもローンが借りられますが、新築購入時に代表される住宅ローンに比べると、担保型であっても金利は高め。

貯蓄からリフォーム代金を支払える方は問題なしですが、新築も視野に入れてマイホームを考えている方には、大きなお金を出すことは不安です。

しかし、リフォームで家族も、地球も快適な空間へしていくことは国の施策でもあり、現実に即したリフォームのためのローンがあります。それが、中古住宅の購入と同時にリノベーションをする場合や、ローンが残っている住宅をリフォームする場合には、住宅購入費用と購入後のリフォーム費用を住宅ローンに組み込む「リフォーム一体型住宅ローン」です。

住宅購入費用と、購入後のリフォーム費用を同じ金利・返済期間に設定でき、住宅ローン控除などの減税といった優遇制度も利用できます。

ただしこの住宅ローンを利用する場合は、購入物件の築年数に縛りがあったり、借入額や返済期間に制限があることも。また中古物件を購入する際は、各金融機関の住宅ローンを比較検討できる期間は1カ月程度とスケジュールもタイト!

やはり、リフォームでマイホームを考えている方は、早めに住宅会社に相談しましょう。

リフォーム施工会社に迷ったら、「ナラタテ」へ!

奈良の住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」では、リフォームやリノベーションを得意とする会社はもちろん、中古物件探しから相談に乗ってくれる会社もご紹介しております。

特に最近は、Uターンのご家族がご実家の離れをリフォームしたいと相談に来られる方が多い印象です。その際のナラタテでの流れは、

●予定地の内容をヒアリング

●予算をご確認

●マイホームのイメージをご確認

●上記を総合してマッチする工務店をご紹介

●工務店とファーストコンタクトおよび、現地調査

●リフォームしたい物件の現状、進め方をお伝えする

となります!

「何から始めていいかわからない」という方、お気軽にご相談ください。

ご来店予約は、ご予約フォームから24時間受付中!

 

(更新日:2023年1月10日)

リフォームとリノベーションの違いって?

近年、ますます人気が高まる「リノベーション」。

ところで「リフォーム」と「リノベーション」の違いはご存じでしょうか?

「リフォーム」:改善、改良

一般的には、老朽化した部分や建物全体を新築時の状態に回復すること、またより使いやすいように「改善・改良」することを指します。クロスや床の張り替え、外壁の塗りなおし、古いキッチンを新しいものに変える等、部分的・表層的な改修工事です。

「リノベーション」:修復、刷新

一方でリノベーションとは、大規模な改修をして、新たな機能や付加価値を加えることを指します。「以前より住居の性能や価値を向上させること」が目的である点がリフォームとは異なります。

「リフォーム」「リノベーション」どっちがオススメ?

つまりマイナスの状態だった古い住まいをゼロに戻すのが「リフォーム」だとすると、「リノベーション」はさらにプラスαの機能性やデザインを追加して価値を高めることを指すのです。

これから中古物件の購入を検討する場合、“築浅(築5~10年程度)×リフォーム”か“築古(築20年以上)×リノベーション”で迷う方も多いのでは?

築浅×リフォームの特徴

〇工事費用が安い

〇工期が短い

〇完成後の住まいがイメージできる

△間取り変更はしない

△スケルトン状態にするのではないので住宅内部の劣化状況などのチェックができない

築古×リノベーションの特徴

〇自由に設計できる

〇比較的資産性が高い

〇物件の選択肢が多い(ただし、間取り変更できない場合もあるので注意)

△費用が高い

△工期が長い

△スケルトン化してから分かる耐震性・劣化の問題点も…

困ったら「ナラタテ」に相談!

一般的に、工事を始めてから分かる問題点に対応する機会の多いリフォームやリノベーションは、工事する側に高い技術力と経験値を必要とします。
また、ネットやニュースでも、よく会社を知らないうちに価格で会社を決定し、後から問題になっている話も聞かれることも多いため、不安な方も多いものです。
そんな不安を解決するためにも、奈良の住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」では、リフォーム・リノベーションに実績がある住宅会社はもちろん、中古物件の購入から相談に乗る会社をご紹介しています。

これから中古物件を購入してリフォーム・リノベーションを検討中の方、実家のリフォームを検討中の方、部分リフォームから大規模リノベーションまで、ぜひご相談ください!

※部分リフォームの規模によってはご希望に添えない場合もございますのでご了承ください。

(最終更新日:2022年7月26日)